エステサロンで脱毛を行う場合、先ほどの針を使った方法とレーザーを使った方法が主な施術方法になります。しかし、この2つの施術には医療資格が必要になります。
まず、針を使うという事は医療行為になります。そのため、医療資格を持たないエステシャンが針を使って施術を行うこと自体が医師法違反になるのです。
レーザーによる施術についても同じです。サロンで利用されるレーザー装置は家庭向けレーザー脱毛器の1,000~10,000倍もの強いレーザーを放ちます。そのため、長時間皮膚にレーザーを当てるのは危険であり、医療資格の無い人がそれを行うのは大変危険です。
どちらの場合においてもエステサロンでの使用目的は病気や怪我の治療ではなく、審美的な問題を解決するためですので、これは難しい問題と言えます。
エステの技術も向上しています
医師法違反で摘発されたエステサロンの経営者などは、例えば針を使用する方法の場合、医療行為のために針を利用しているわけではありません。そのため、どこまでが「医療行為」に当たるのかの議論がなされており、その決着は現在でもついていません。
エステサロンの現場では、現実としてこの2つの方法で施術を行っており、施術を行うエステシャンも、下手な医者よりもよっぽど素晴らしい技術を持っている人もいます。
こうしたエステのために利用する行為と医療行為の違いを、きちんと明確に分けてもらえれば、私たちもより安心してエステサロンに通うことができます。利用者の立場に立った見解が1日も早く示されると良いですね。
Last Updated on 2012年11月28日 by admin
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