小ジワ
肌が乾燥した時に小ジワが出やすくなるというのは全ての人において共通することですが、とりわけ乾燥肌の方の場合は注意しなければなりません。
小ジワは一般的なシワと異なり肌表面の角質層が乾燥したことが原因で生じるもので、特に目の周りや頬の周辺にできてしまいます。
乾燥肌のように水分を失った肌は柔軟性を失うことから皮膚が縮むと共に硬くなってしまい、柔軟さを欠いてしまったことが小ジワが生じる直接的な原因となっているのです。
ただこうした小ジワも乾燥した時だけ生じるという訳ではなく、何も対策をとらないでいると肌に定着してしまう可能性があります。
とりわけ乾燥肌の方の場合は深いシワが刻み込まれる原因にもなりかねませんので、しっかりとケアしなければなりません。
小ジワ〜深いシワへ
一般的に女性は肌が敏感な方が多いとされていますが、乾燥肌に限っていえば実は男性の方が多いといわれています。
これは個々の体質差だけでなくホルモン分泌など様々な原因が関係しているのですが、この乾燥肌の状態がが長く続くと深いシワを招いてしまう原因になるといわれています。
なぜ乾燥肌によりシワが生じてしまうのか、これは肌の水分量の低下が大きく関係しています。
本来の肌は水分を保つコラーゲンに満たされることでふくらみを保っているのですが、コラーゲンと共に水分を失うと肌にヘコミが生じてしまい、そのヘコミの部分が深いシワへと変化してしまうのです。
コラーゲンが減少する原因は加齢のみならず普段の生活や食事も関わってきますので、深いシワを作らないためにも様々原因となる事柄を改善する必要があります。
ニキビ
ニキビができる原因として、オイリー肌であることが挙げられることがよくあるのですが、その反対の乾燥肌でもニキビの原因となる場合があります。
乾燥肌の場合は皮脂量が少なく、一見するとニキビとは無縁のような気もしますが、実は水分が少なく肌の新陳代謝が低下してきますので、肌表面には分厚い角質の層ができてしまうのです。
この分厚い角質の層は毛穴を狭めてしまうため、少なからず生じた皮脂を毛穴内部に閉じ込めてしまい、その中では原因菌が繁殖しやすい環境を整えてしまうのです。
内部で菌が繁殖すると周囲の細胞を痛めて炎症を起こしますので、そもそもの原因は違うのですが、乾燥肌もオイリー肌もニキビの症状自体は特に変わりはないのです。
シミ
皮脂が過剰に分泌されるオイリー肌の方にとって、乾燥肌はなんとも羨ましいものですが、実はこの乾燥肌にはシミが生じやすいという弱点があります。
なぜシミが生じやすいのか、これは肌の乾燥によりバリア機能が失われているところに大きな原因があります。
本来、肌は一定に皮脂があることで外部からの刺激を跳ね返す効果があり、紫外線に対しても一定量を跳ね返す効果があるのです。
しかし乾燥肌の場合は皮脂があまり分泌されないことからバリア機能が正常に働かないことが原因として紫外線を受けやすくなってしまうのです。
紫外線をたびたび受けた肌はメラニン色素が沈着することになり、そのことが原因となりシミが出やすくなってしまうのです。
Last Updated on 2012年6月2日 by admin
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